町田でボイトレ&制作スタジオをやってるRyoです。
「MIXが上手くなりたい」
そう思ったとき、多くの人が最初にやるのはこんなことです。
- プラグインを増やす
- 解説動画を片っ端から見る
- EQやコンプの設定値を覚える
もちろん、それ自体が無駄なわけではありません。
でも実は、伸びる人ほどそこから入っていません。
本当に最初にやるべきなのは、
MIXの技術を増やすことではなく、
MIXに向き合う「考え方」と「耳」を整えることです。
この記事では、
歌い手がMIXに挑戦するときに一番最初に整えるべきポイントを整理しながら、
- なぜ努力しているのにMIXが上手くならないのか
- どこから順番を間違えているのか
を解説していきます。
「MIX=作業」だと思った瞬間に迷子になる
MIXを始めたばかりの人がハマりやすい落とし穴があります。
それが、
EQ → コンプ → リバーブ
この順番で「処理をする作業」
としてMIXを捉えてしまうことです。
この考え方になると、
- 毎回設定を変える
- 何が良くなったのかわからない
- 正解が存在するような気がして迷い続ける
という状態に陥りやすくなります。
でも本来、MIXは作業ではありません。
MIXは「判断の連続」です。
- 今の音は何が足りないのか
- どこが邪魔なのか
- そもそも触る必要があるのか
これを一つずつ判断していく行為がMIXです。
「何を足すか」よりも
「今、何が起きているか」を判断できないと、
どんなプラグインを使っても迷子になります。
上手くならない人ほど「正解の音」を知らない
MIXが伸びない人に共通していることがあります。
それは、
自分の音しか聴いていないという状態です。
自分の歌
自分のMIX
自分の過去音源
これだけを聴いて判断していると、
- 何が良くて
- 何が悪いのか
そもそも判断基準がありません。
MIXは「比較の技術」です。
- この曲と比べてどうか
- プロの音源と比べて何が違うか
この比較対象(=基準音源)がないままMIXしても、
上達しにくいのは当然です。
まずは、
- 「この音を目指す」というリファレンス音源
- ジャンル・声質が近いプロ音源
を1〜2曲決めて、
何度も聴くことから始めてください。
プラグインより先にやるべき「耳の準備」
高いプラグインや多機能なツールを揃える前に、
必ずやっておくべきことがあります。
それが、
「自分はどこを聴いて判断しているか」を整理することです。
例えば、
- 音量だけを見ていないか
- 明るい・こもっているだけで判断していないか
- なんとなく雰囲気で良し悪しを決めていないか
歌い手が最低限身につけたいのは、
- 声の芯
- 言葉の聞こえやすさ
- 伴奏との距離感
こういったポイントを意識して聴く視点です。
また、「耳の基準」を作ることも大切です。
- いつも同じヘッドホン・イヤホンで聴く
- リファレンス音源と必ず聴き比べる
- 環境を固定する
こうした自分なりの基準があるだけで、
判断は一気にブレにくくなります。
MIXが上手くならない原因は、歌や録り音にあることが多い
「この歌、MIXでどうにかならないかな」
そう感じるとき、
実はMIX以前の問題であることはかなり多いです。
- 歌い方
- マイクとの距離
- 声の出し方
- 録り音のバランス
ここで決まっていることを、
MIXで無理やり「直そう」とすると、
- 処理が増える
- 不自然になる
- どんどん迷う
という悪循環に入ります。
大事なのは、
直す発想ではなく、
最初から整える発想
MIXは魔法ではありません。
歌と録り音が8割です。
まずやるべきことは「MIXを減らすこと」
MIXが上手くなりたい人ほど、
実は最初にやるべきことは逆です。
MIXを減らす。
- EQを外す
- コンプを外す
- リバーブを切る
一度シンプルな状態に戻してみると、
- 本当に必要な処理
- 触らなくていい部分
が見えてきます。
「盛るほど良くなる」のではなく、
必要なところだけを最小限触る。
これが、上手い人のMIXの共通点です。
もしMIXについてさらに深掘りしてみたい歌い手さん、お気軽にLINEからご連絡ください




